グラフィティー用語一覧では、グラフィティ業界で耳にする用語やスラングをまとめています。
分からない言葉があるときはぜひこちらで調べてみてください。
YouTubeでもグラフィティ用語解説してます。
A
Abstract(アブストラクト)
現実の対象や景色ではなく、抽象的な形状や模様を描いたグラフィティー。
Aerosol Art (エアロゾル・アート)
エアロゾル・アートはグラフィティーと同じ意味
壁や建物に描かれた、通常はスプレーのインクを使ったアート作品。
All city(オールシティ)
一つの都市全体をゲットアップすること
B
backjump(バックジャンプ)
バックジャンプとは、駅で停車中の列車にグラフィティを書くこと。
Benching (ベンチング)
電車や地下鉄などの公共交通機関で、他のアーティストの作品を観察すること。
特に電車のベンチに座って観察することからこの用語が派生しました。
Bite (バイト)
他のアーティストのスタイルやアイデアを盗作すること。ご法度とされる。
Bomb(ボム)・Bombing (ボミング)
タグやスローアップ、ホローなどを街に描くこと(ステッカーを貼ることも含まれる)
基本的には違法行為として描く時に使われる表現です。
Bomb Shelter (ボム・シェルター)
グラフィティーアートの制作に特化した秘密の場所やスタジオ。
Bomer(ボマー)
街にボムする人を表指す言葉。
ボマーには「芸術としてやっているわけではない」というスタンスが含まれます。
Black book (ブラックブック)
ライターのスケッチブック
ピースなどのデザインを書いたりするもの
「ブラックブック」という名称は、
もともとこれらのスケッチブックが黒い表紙を
持っていたことに由来しています。
グラフィティアーティストたちは、
黒い表紙のスケッチブックを
好んで使うことが多かったため、
この用語が広まりました。
BUFF(バフ)
警察や自治体、ボランティアなどにグラフィティーが消されること。
グラフィティーの上からグラフィティーを描くのではなくペンキなどの塗料でグラフィティーを見えなくすることです。
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BUFF COAT(バフコート)
バフコートとは、グラフィティを書く前に壁に下塗りをすること
下塗りをすることでスプレーの塗料がつきやすく、書きやすい
スプレーではコストがかかるのでペンキを使うのが一般的
Burner(バーナー)
マスターピースの中でも完成度が高いもの。
Buff Monster (バフ・モンスター)
グラフィティーをバフする清掃作業員など指します。
busted
警察に逮捕される。
Block Lettering(ブロックレタリング)
ブロックレタリングは、大文字の角ばった文字を使用したスタイル。
C
Camo (カモ)
グラフィティーアートが周囲の環境に溶け込み、不注意に見過ごされるように描かれたスタイル。
Character(キャラクター)
Character(キャラクター)人物やキャラクターを描いたグラフィティー。
しばしばコミカルで個性的。
オリジナルキャラクターもあれば既存の有名キャラクターが描かれることも多い。
Crew(クルー)
グラフィティーライターのグループ。
一人のライターが複数のクルーに所属することも多々ある。
D
Doodle (ドゥードゥル)
シンプルなスケッチや落書きのようなアートワーク。
日本ではあまり使われない言葉
Down (ダウン)
誰かと共に行動すること
Drip(ドリップ)
スプレーの塗料やペンのインクが垂れている様子のこと。
垂れているように描くことも多いがモップマーカーなど特定のペンを使うと自然とDripさせることができる。
E
End to end(エンドトゥエンド)
トレインボムの際に車体の端から端までカバーするようにかくこと。
F
Fame(フェイム)
有名性。
Fat Cap (ファットキャップ)
広範囲にペイントを吹き付けるための噴射口が大きなキャップ。
「ファットノズル」とも言う。
ストリートのライターには必須のノズル。
Fire Extinguisher (ファイヤーエクスティングイッシャー)
塗料を吹き付けるために消火器を改造したツール。
一瞬で大きなタグをかける。
Fill-In(フィルイン)
グラフィティーアートの輪郭内を色で埋める作業。
アウトラインを引く前の中を塗る作業。
Freestyle (フリースタイル)
事前の計画やスケッチなしで即興でアートを制作するスタイル。
Frics(フリックス)
グラフィティーの記録写真。
G
Get up(ゲットアップ)
自らのグラフィティーをあらゆるところに拡散し、常に人目に触れ続けようとすること。
Going over(ゴーイングオーバー)オーバー
グラフィティ用語でオーバーとは、
ライター同士がお互いのグラフィティを上書きし合うこと。
ライター同士の戦い。
Graffiti Crew (グラフィティ・クルー)
アーティストグループまたはコミュニティで、共同のプロジェクトを実行することがある。
大体のグラフィティーライターはそれぞれのクルーに所属している。
Graffiti Writer(グラフィティーライター)
グラフィティーライターはグラフィティーをやる人のことです。
自分の名前やメッセージなどを街中に記す行為がグラフィティーの始まりなのでグラフィティーペインター(描く人)ではなくグラフィティーライター(書く人)です。
Graffiti Gallery (グラフィティーギャラリー)
グラフィティーアートの展示やコレクションを収めたアートギャラリー。
日本にも多くある。
Graffiti Block (グラフィティーブロック)
多くのグラフィティーアートが見られる一つの街区や地域。
H
Handstyle (ハンドスタイル)
グラフィティーアーティストの手書き文字のスタイル。
Hall of fame(ホールオブフェイム)
著名ライターの完成度の高いグラフィティーが複数存在する場所・空間
Hood (フッド)
アーティストたちが育った地域やコミュニティ。
グラフィティーアートの影響を受けた場所。
HIPHOP界で共通の用語
Hollow(ホロー)
グラフィティーの種類の一つ
Hotspot (ホットスポット)
グラフィティーアートが頻繁に制作される特定の場所やエリア。
Hit(ヒット)
タグのこと。
70年代初頭のライターの呼称。
Hitting Up(ヒッティングアップ)
Hitting Up(ヒッティングアップ)は新しい場所にグラフィティーを描くこと。
Hidden Gems (ヒドゥンジェムズ)
あまり知られていない綺麗な景色や場所
少数の人しか知らない、秘密のグラフィティーアート作品。
I
Invasion (インベイジョン)
ある地域で多くのグラフィティーアートが一斉に出現すること。
Illegal Art (イリーガルアート)
許可を得ずに公共の場所に描かれたグラフィティーアート。
J
Jam (ジャム)
アーティストが一堂に会し、共同で作品を制作するイベント。
Juxtaposition (ジャクストポジション)
異なる要素やスタイルを一つのアート作品で組み合わせること。
K
King(キング)
特定の地域で最も優れているとされるライター。
Krink (クリンク)
グラフィティー出身のアーティスト「Craig KR Costello(クレイグ “KR” コステロ)」がプロデュースするインクとマーカーのブランド
不透明なアルコール塗料を使用し、ガラス、金属、コート紙などさまざまな素材に適しています。
▼Krinkの創業者クレイグ “KR” コステロ氏インタビューhttps://openers.jp/design/design_features/IRP1m
Krylon (クライロン)
人気のあるスプレー缶のブランドで、グラフィティーアーティストによって広く使用されています。
Keyline (キーライン)
アートワークの周りに引かれたアウトラインや境界線。
ドローイングライン、キャラクターラインともいう。
L
Letter(レター)
文字造形。
グラフィティーといえば絵やキャラクターではなくレター(文字)が多い。
Legal Wall (リーガルウォール)
アーティストが合法的にグラフィティーアートを制作できる場所。
通常、都市当局の許可が必要です。
日本の公共の場には少ない。
Ladder (ラダー)
高い場所にアクセスするために使用されるハシゴ。
高所にグラフィティーアートを描く際に役立ちます。
高所に書く場合、脚立を使ったり近くの自転車のサドルに乗って少し高いところに描くことも多いです。
Landscape (ランドスケープ)
自然や風景に関連するグラフィティーアート。
M
Master piece(マスターピース)
レターの主要形式の一つ。
時間をかけて凝ったデザインや装飾で描かれた完成度の高いグラフィティー。
Mural art(ミューラルアート)
壁全体にわたる大規模なグラフィティーアート作品。
基本的に許可を得て書かれたものを指します。
N
Neon (ネオン)
鮮やかな蛍光色を使用したグラフィティーアートスタイル。
Night Rider (ナイトライダー)
夜間にトレインやバスなどの公共交通機関にグラフィティーを描くアーティスト。
Negative Space (ネガティブスペース)
デザインの一部ではなく、周囲の空間を利用するアートの要素。
O
Outline(アウトライン)
フィルインの外側に描かれ、アートワークを強調するための線。
シルエットを縁取る線。
「ラインを引く」など「ライン」と略して言われることが多い。
Overlay (オーバーレイ)
既存のアート作品やテキストの上に新しい要素を描くこと。
〜ONE
ライター名の後に1やONEがつくグラフィティーアーティストが多いです。
P
Paint Fumes (ペイント・フューム)
スプレーの塗料を吸入することによって発生する有害な蒸気。
Percussion Cap (パーカッションキャップ)
スプレーキャンのノズルを叩いてインクを吹き付けることができるキャップ。
Piece(ピース)
ピースはグラフィティーの種類の一つ。
マスターピースが正式な名前
詳しくは以下の記事で解説
>>グラフィティーの種類10選で解説
Piecer(ピーサー)
マスターピースの創作を中心に活動するライター。
ボマーと対照的な存在とされることもある。
production(プロダクション)
グループで大きな壁に複数のマスターピースを計画的に書く共同作品。
壁画としての趣が強い。
Q
Quota (クォータ)
特定の地域や場所で許可されたグラフィティーの量や数。
Quickie (クイック)
ピースとスローアップの中間のような仕上がり。
時間が制約されている場合に使われます。
R
Rack (ラック)
スプレー缶やペンキ、その他のアート材料を盗むこと。
大昔は「グラフィティーに使うスプレーを買って使うなんてだせえ」と言う風潮がおあったそうです。
Roller Paint (ローラーペイント)
ローラーペイントを使って広い面積に塗装する技法。
ビルの屋上から乗り出し下に向けてローラーで書くことで高いところに書ける。
Roof top(ルーフトップ)
ビルの屋上や屋外広告の上部など遠方からも目に付く高所にグラフィティを書くこと。
S
Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ)スプレー缶のノズルを使って硬い表面に文字や絵を削り取ること。
Snitch (スニッチ)
グラフィティーアートの不法な行為を当局に告げ口する人を指します。
Stencil Art (ステンシル・アート)
テンプレートやマスクを使って、均一な形状やデザインを作成するための技法。
Sticker Slap (ステッカー・スラップ)Sticker bomb(ステッカー ボム)
ステッカーを貼り付ける行為。
建物や信号にステッカーを「スラップ」して広告することも含まれます。
Street Canvas(ストリートキャンバス)
ストリートキャンバスは街の壁や建物をグラフィティーアートのキャンバスとして使うこと。
Slap Tag (スラップタグ)
ステッカータイプのタグを建物や物体に貼り付ける行為。
通常は迅速に行われます。
T
Tag and Run (タグ・アンド・ラン)
速攻でタグを描き、その場からすぐに逃げる行為。
Train bomb(トレイン・ボム)
列車に無許可でペイントする行為
Trespassing (トゥレスパシング)
私有地に無許可で入る行為。
Tunnel Rat (トンネルラット)
地下鉄や地下通路でグラフィティーアートを制作するアーティスト。
Throw up (スローアップ)
タグよりも派手なスタイルで書かれた簡略化されたグラフィティーアート。
主に2色で描いた早く書くことを意識したグラフィティー
所要時間は3~4分
「スローアップこそグラフィティー」というライターもいる
top to bottom(トップトゥボトム)
トレインボムの主要形態の一つ
車両の上端から下端までカバーするように書くこと。
Toy (トイ)
グラフィティーの初心者や未熟なアーティストを指す軽蔑的な言葉。
アーティストの腕前に対する評価を示します。
U
Urban Art (アーバン・アート)
都市環境に結びついたアートの総称
グラフィティーや非合法のも含みます。
公共空間に無許可で作成されることが特徴です。
この概念は主にグラフィティ文化と関連するストリート・アートから発展しました。
アーバン・アートは国際的な芸術形態として成長し、世界中の都市で見ることができます。
V
Vandalism (バンダリズム)
公共物破壊行為。
許可なくグラフィティーを描くこと
財産や公共の場所に損害を与える行為。
グラフィティーの違法性を強調した表現。
Vandalist(バンダリスト)
バンダリズムを中心に活動するライター。
W
Wheatpaste (ウィートペースト)
ペースト状の接着剤を使って、ポスターやステンシルを壁に貼り付ける方法。
ライター個人でやるよりもDVDなどのオリジナル作品をリリースするときの宣伝に使われるグラフィティーの種類の一つ。
wole car(ホールカー)
トレインボムの主要形式の一つ。
一つの車両全体をカバーするように書く。
wole train(ホールトレイン)
全車両の前面をカバーするように書くこと。
通常グループで行われる。
Wildstyle(ワイルドスタイル)
Wildstyleは他人には読めないほど複雑な書体で書かれたグラフィティー。
マスターピースの代表的なスタイル。
グラフィティ業界で最も有名な映画のタイトルにもなっている。
>>「ワイルドスタイル」映画DVD
(楽天市場)
window down(ウインドウ ダウン)
トレインボムの主要形式の一つ。
車体の窓より下の部分にかく。
writer(ライター)
グラフィティーを書く人のことを指します。
グラフィティーライターの略
Writhing(ライティング)
70年代初頭のライターたちはグラフィティ(落書き)ではなくライティング(かくこと)と呼んだ。
Writers Block (ライターズ・ブロック)
グラフィティーアーティストが新しいアイデアやスタイルを見つけるのに苦労する状態。
Writers bench(ライターズベンチ)
地下鉄駅内のライターたちの溜まり場。
地下鉄グラフィティ全盛期には複数存在し交流や情報交換の場所になっていた。
ブロンクスの149丁目駅が有名。
X
...
Y
...
Z
Zero Tolerance (ゼロ・トレランス)
一部の地域で採用されている、不法なグラフィティーに対する厳格な法的措置。
無寛容、寛容がゼロ。
グラフィティなどの落書き行為を一切許さないこと。
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