ペンで勢いよく書かれたものと
何色ものスプレーを使って書かれたものは
どちらもグラフィティーであることに間違い無いですが、
それぞれ呼び方が付けられています。
今回はそんなグラフィティーの種類について解説します。
実際にきっちりと呼び方を分けるかと言われると微妙ですが
グラフィティーは10種類に分けることができます。
グラフィティーの定義
この記事でいう「グラフィティー」は
合法非合法問わず壁やシャッター、電柱、
街のあらゆるところに書かれている
マジックペンやマーカーペン、スプレー、ペンキなどで書かれた
文字や絵のことを言います!
グラフィティーの種類
- タグ
- ホロー
- スローアップ
- ストレートレター
- ピース
- ストンパー
- ブロックバスタ
- ローラー
- エクスティングウィッシャー
- ステンシル
次の章でそれぞれ簡単に
説明していきます。
グラフィティーの種類① タグとは?
ペンやスプレーを使って
単色で描かれた文字のことです。
主にライター名やクルーの名前を書きます。
サインのように
読みづらい書体で描かれているものも
はっきり読みやすく描かれているものも
どちらも「タグ」です。
グラフィティーの種類② ホローとは?
アウトラインだけを書いた文字です。
アウトラインだけなので一色で書かれています。
影も塗りつぶしも無いものを「ホロー」と呼びます。
グラフィティーの種類③ スローアップとは?
スローアップはアウトラインだけでなく
文字の中を塗りつぶしたものです。
影がついているものも「スローアップ」です。
グラフィティーの種類④ ストレートレターとは?
ストレートレターは文字を複雑化せず
わかりやすく書いたものです。
サイズはスローアップやピースと変わらないです。
グラフィティーの種類⑤ マスターピースとは?
マスターピース(ピース)は
文字やキャラクターを使ってライターが
本気で描くグラフィティーという感じです。
色は3色以上使われることが多く文字の装飾も激しいです。
書く時間もかかるため
基本的には依頼されて合法で書くことが多いです。
それ以外では
グラフィティーライターしか知らない廃墟などの
いわゆる「スポット」に描かれています。
なので街中では滅多に見られません。
グラフィティーの種類⑥ ストンパーとは?
海や川の堤防に大きくかかれています。
スローアップの超巨大版みたいな感じです。
グラフィティーの種類⑦ ブロックバスタとは?
写真ではわかりづらいですが
堤防に大きくはっきりとした書体で書かれています。
カクカクした文字で書かれています。
グラフィティーの種類⑧ ローラーとは?
スプレーではなく
ローラーで書かれたものです。
日本ではほぼないグラフィティーのスタイルです。
グラフィティーの種類⑨ エクスティングウィッシャーとは?
消化器にインクを入れて書きます。
スプレーで書くより大きなものが多いです。
ライターネームやメッセージが描かれることが多いです。
日本ではあまり見ない「エクスティングウィッシャー」ですが
海外にはエクスティングウィッシャーで有名な
「KIDULT」という超クレイジーな
グラフィティーアーティストがいます。
グラフィティーの種類⑩ ステンシルとは?
ステンシルはデザインを切り抜いた型紙の上から
スプレーなどを吹きかけてイラストや文字を作成しています。
ステンシルといえば「バンクシー」さんが有名ですが
日本のグラフィティーでも時々見かけます。
写真は大阪で見つけたステンシルを使ったステッカーです。
最後に
10種類紹介しましたが
ライターの方たちも細かく使い分けていないと思います。
なのでよく使う
- タグ
- スローアップ
- ピース
- ブロックバスタ
以上の4種類はなんとなく覚えておくといいです。