BOMB mania(ボムマニア)

グラフィティーやZINEについてのブログ

【ビーフとは?】バンクシーとキングロボのビーフを画像つきで紹介

※アフィリエイト広告を利用しています。

グラフィティで有名なビーフはいくつか有ります。

今回は小池さんも愛してやまない
バンクシー」と「ロボ」の
ビーフについて紹介します。

バンクシーとロボのグラフィティによる対決は
悲しい終わりを迎えました。

画像つきでビーフの内容を紹介するので
是非最後まで読んでください。

 

 

ビーフとは?

グラフィティにおいて「ビーフ」とは
グラフィティアーティスト同士の
争い事を指す言葉です。

個人での争いになることもあれば
アーティストと企業の争い、
クルー同士の争いになる場合もあります。

バンクシーとは?

世界的に有名な
グラフィティーアーティストです。

「グラフィティアート」と聞いて
「バンクシー」の名前が浮かぶ人もお多いはずです。

ステンシルアートの手法を使い
ロンドンを中心い世界中で活動しています。

日本のストリートにもグラフィティを残しています。

個展も日本の各地で行いとても人気を集めていました。

>>バンクシーの作品集を見る

グラフィティアーティスト「キングロボ」とは?

Flicker

「ロボ」もロンドンの
グラフィティアーティストです。

バンクシーに比べキャリアが長く
ロンドンストリートアートのパイオニアとして
知られるほどのアーティストです。

バンクシーとロボのビーフの原因「バンクシーが喧嘩を売った」

「Banksy(バンクシー)」がロボの作品に
上書きしたことが始まりです。

ビーフに発展する前からバンクシーは
ロボのことを敵視しているような
行動を取っていたそうです。

ビーフの内容

せかいろ

ロンドンのカムデン運河のトンネル内に
ロボ」のグラフィティがありました。

こちらは1985年ロボが書いたグラフィティです。

2009年、すでに有名な場所となっていましたが、
書かれてから時間が経ち、
本人が活動していないこともあって
大事にされていない廃れた場所となっていました。

そこに「Banksy(バンクシー)」は、
作業員がポスターを張り替えるような
作品に塗り替えます。

2009年の時点でバンクシーは
すでにストリートアーティストとして有名でした。

ロボのグラフィティに書き足したのは
「世代交代」という意味があったのかもしれません。

banksy-robbo-war-london-camden-history-3

当時「ROBBO(ロボ)」は引退していましたが、
「Banksy(バンクシー)」の挑発に乗り作業員が
「KING ROBBO」と書いているように書き換えました。

せかいろ

「ROBBO(ロボ)」はすでに
「キング」と称されるほどの
ポジションにいるアーティストです。

引退している身なので
わざわざ動く必要もなかったかもしれませんが
「Banksy(バンクシー)」からの挑発的な行動を
知った周りの仲間から
煽られていたのかもしれません。

作業員を残すユーモアのある反撃をした
「ROBBO(ロボ)」

次に「Banksy(バンクシー)」は
「FUC」を付け足し反撃。

せかいろ

せっかく引退していた「キング」を
引っ張り出したのだから
始まったらとことんやるスタイルの
「Banksy(バンクシー)」

これに対し「ROBBO(ロボ)」は
FUCの文字を消し元に戻しました。

せかいろ

ここで何者かによって黒く塗りつぶされます。

せかいろ

ここで終わらず「ROBBO(ロボ)」は
強く攻撃的な
メッセージ性のある作品を描きます。

「R.I.P.BANKSY'S CAREER」

バンクシーのキャリアごと「死」に
追いやるというようなメッセージで反撃。

せかいろ

ここでまたもや黒く塗りつぶされます。

ちなみに「Banksy(バンクシー)」は
ROBBO(ロボ)」の作品を塗りつぶしたのは
自分ではないと否定しています。

せかいろ

2011年1月、Banksyは暖炉のある
リビングのような謎の作品を残しました。

「Banksy(バンクシー)」は充分世間を騒がせたし
ロンドンの「キング」と戦ったから
ここらで終わりでもいい。
と思っていたのかもしれません。

せかいろ

これに対して「ROBBO(ロボ)」が
返答のグラフィティを描こうとしていた矢先、
2011年4月脚立から転落し「ROBBO(ロボ)」は
昏睡状態に陥ってしまいます。

せかいろ

「ROBBO(ロボ)」が昏睡状態になったことを知った
「Banksy(バンクシー)」はこの場所に
最初(1985年)に書いていたグラフィティを
白のスプレーだけで描き、
ロウソクに見立てたよううなスプレー缶を描きました。

これでBanksyとROBBOのビーフは終了とまりました。

BanksyはROBBOのビーフのその後

BanksyROBBOのファンの怒りを買い
二人のビーフがあったトンネルの近くで
Banksyが書いたグラフィティは
ROBBOのファンにより「Team Robbo」
「KING Robbo」などの文字で
上書きされるようになりました。

世間を騒がせたこのビーフは
イギリスの報道局によって
「Graffiti Wars」というドキュメンタリーとして
放送されました。

▼BanksyとROBBOのドキュメンタリー

youtu.be

このドキュメンタリーの内容や視点によって
Banksyの評判はとても低くなりました。

バンクシーはドキュメンタリーを作った
テレビ局の社長に抗議文を送っています。

最後に

相手の作品を残しながら
自分の主張をするという戦い方は
相手へのリスペクトを感じます。

実際お互いどんな思いがあったのか
誰も知ることはできませんが
グラフィティーアーティストとして
見事な戦いだったと僕は思います。

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